雑誌、ＴＶでもお馴染みのお部屋改装。ホームページ開設の際にも「ぜひ！」との呼び声高く思いきって連載を決定しました。ただ、実際にお邪魔して改装するのはムズカシイ問題なので、ここでは大御堂がイラストを描いて改装をご提案。実際に描いている家具は想像上のものでなく、もっちろん本物！
　ただ、諸事情によりお店の名前、値段を掲載できないので依頼者ご本人だけにそっとお教えしますね。長期連載を予定中ですので、お部屋を改装したい方、どしどしご応募ください。

三宅真介さん（東京都・22才／ウェブデザイナ）

最近、ひとり暮らしをはじめたばかりという三宅さんは２DKと充分の広さのアパート住まい。そのうちのひと部屋は今、写真のようにカーテンもなく殺風景でしかも万年床状態。本当はここで食事もとりたいし、ベッドも置いてくつろげるスペースにしたいそう。好きなテイストは、すでに購入しているライトのように無機質でクールなかんじ。しかし！　このテイストに反してご本人、じつは「あひる」グッズが大好き。プレゼントなどを含めかなりたまっているあひるグッズを実は飾りたいのだそう。第１回めよりなかなか難しい依頼。大御堂が提案するお部屋はいかに？

1 - ベッドスペース

白地にパンチングされた木製ベッドを。ベッドカバーの焦げ茶は、この部屋にはり巡らされている鴨居の色に合わせて作る。カーテンとベッドカバーの余り布で45・角、40・角、半円のクッションも作成。

2 - カーテン

ギャザーを入れないカーテンを作る。すその部分に半円のシルバーの布を張り合わせ、モダンな雰囲気を強調。

3 - 床

コイン型のエンボス加工がかかった、シルバー色のクッションフロアを全体に敷きつめる。ゴム製だが、敷いてみると金属にも似たメタリック感が楽しめる。

4 - ダイニングテーブル

エクステンションタイプの白のテーブルを壁際に。食事するときだけ広げて、ふだんはたたんで物を飾っておいてもいい。天井が低くてテーブルの存在感が気になるかも・・と依頼人は心配していたが、コンパクトなものを選びなおかつ壁ぎわに置いておけば、その心配もなくなるはず。チェアはシルバーのつや消しタイプのものをテーブルの両脇に置いて。

5 - あひるのディスプレイ台

90cm×180cmくらいの合板を白にペイントし、上部にあひるのシルエットを茶色のペンキで描く。鴨居の部分にヒートンをつけそこに板をひっかけて転倒を防止。さらに、幅12・ほどの合板を30、40、50、60・にカットして白くペイント。これをさきほどの大きな板にL字金具を使って留めて飾り棚に。棚部分の手前には、補強＋飾ったものが落ちてこないようにシルバーの金具を横にはっておくとさらによい。棚の左右には四角いミニライトを飾り、ライトアップするとGOOD！

6 - ミラー

実家から持ってきたという姿見。部屋の雰囲気に合わないので、やすりをかけてマスキングをして白くペイント。

（家具や雑貨はご紹介できませんでしたが、実際にお店で販売されているものをもとに算出しています）

大御堂より

いきなりむずかし〜テーマでしたね（笑）。でもその分こちらもやる気が出ましたっ！ さて、今回は無機質なかんじにしたいという希望とあひるを飾りたいという希望をどう共通させていくかが最大のテーマです。 彼の部屋をじ〜っと眺めていると・・もともと持っているライトの丸い「曲線」とあひるのシルエットの「曲線」がつながった！

で、ご提案するのはこのお部屋。家具や布はすべてメタリックで無機質な色を選びつつ、デザインで曲線を見せました。 あひるもただ飾っただけではかわいすぎるので、板にちょっとクールなあひるのシルエットを描いてそこに棚をつけて飾ることに。 食事するスペースもあまり場所をとりたくないとのことだったので、あえてエクステンションタイプのテーブルをさりげな〜く壁ぎわに置いてみました。